凍み渡り(しみわたり)

3月も10日を過ぎて、だんだんと春の陽気が感じられるようになってきました。間も無く、本校でも卒業式そして入学式を迎えることになります。
 少し前のお話で恐縮ですが、2週間ほど前の2月28日の朝はかなり冷え込みました。長岡でも、氷点下になっていました。こうなると、降り積もっていた雪の表面が凍りついてかなりの強度を持って硬くなります。そこで、可能となるのが「凍み渡り(しみわたり)」です。
 ご覧いただいている写真をよく見ていただくと、足跡が見えませんか?そして、写真左下にはカメラを構える人影が。そうです、体重70kg近くの私が田んぼの上に降る積もった雪の上を歩いてきて、振り返って写真を撮っているのです。これが「凍み渡り」です。
 きっとあと1時間早かったなら、田んぼの上の一面の雪原を自転車で走れただろうなぁと思っています。思わず童心に返った一瞬でした。雪国長岡での密かな楽しみの一つを紹介させていただきました。