工場見学2017

9月27日に工場見学に電気電子システム工学科3年生がいってきました。

見学場所は、東北電力東新潟火力発電所と日本海LNG株式会社です。

東新潟火力発電所では、5年まえに長岡高専を卒業したOBの荒川さんが学生時代に進路として東北電力への入社を決めたその思いと3年生へのアドバイスをいただきました。

中越および中越沖地震で、インフラが破壊された際に電気がなくなったときの不安と苦労した経験から、エンジニアとしてみんなの暮らしを支える仕事に携わりたいとの思いで

東北電力を進路として選んだこと。そして3年生の皆さんには将来のビジョンをもってほしいこと。ビジョンを持つことでモティベーション(やる気)が上がる。

そして、長いようで5年間はあっという間なので是非、将来のビジョンを持ってほしいということでした。

聞いているだけでもこちらのモチベーションが上がる大変良いアドバイスをいただきました。

東北電力も東北沖地震では、女川発電所が14mの津波に襲われましたが、安全に冷温停止させることができました。あれだけの大地震災害にもかかわらず原子力発電所を

安全に制御することができたことで国際原子力委員会より表彰を受けたそうです。また、その後の電力不足に対応するため休んでいた発電機を再稼働させたり、甚大な被害

を受けて復旧はまだまだだと思われた、火力発電所を1年足らずで復旧させたりとスーパーマンのような偉業を成し遂げたことがVTRで紹介されました。

感動し、見ていて目頭が熱くなりました。

 

東北電力は、引率の酒井さんと矢野が大好きなMEGAマシーンの数々。大きくて迫力があるものは見ていて圧倒されますしワクワクします。

今回は、ちょうど電力消費が少なくなる時期なのでガスタービンを一基ばらしてメンテナンス中で中身を見ることができました。

 

次に、訪れたのは日本海LNG株式会社です。LNGのLはLiquefacationで液化、NはNaturalで天然、GはGusでガス。サハリンやマレーシアそして中東からも液化天然ガスを受け入れ

東北電力やみんなの家庭の都市ガスを販売している北陸ガスそして、地下のパイプラインを通して遠くは仙台まで送っていました。このパイプラインは東北沖地震の際に地震で

インフラがほとんどダメになったなか、早々に復旧させ暮らしを支えるエネルギーを供給し、大活躍したそうです。

災害が起きても、みんなの生活や暮らしを守る。誇り高い仕事ですね。