組込みの応用実験(アセンブリ言語)

 電気電子システム工学科3年生は、後期に組込みの応用に関する実験を行います。一般に、プログラミング学習では、ソフトウェアの勉強に時間を取られてしまい、アドレス指定のメカニズムといったハードウェアの理解が疎かになってしまっています。この実験では、マイコンの構成やアセンブラによるプログラミング方法について学習します。学生は、機械語とアセンブリ言語の変換表を見ながら、アセンブリ言語から機械語への変換を自分で行います。これによって、CPUの動作を意識しながらプログラミングをする技術が身に付きます。

 2/28 () には、今年度最後のレポート指導を行いました。学生は工夫を凝らしたレポートを作成してくれていますが、さらに読み手に自分の頑張った所や工夫した所が伝わる実験レポートを書いてほしいと伝えました。5年生の卒業研究では、自分の研究のオリジナリティーを伝える必要があります。今の段階から相手に伝わる表現、図、構成について考えるのと同時に、それら技術を磨いてほしいと思います。

(記事:平井准教授)

※写真は、実験に使うマイコンボードと変換表です