あいさつ
光学は長い歴史がありますが、レーザー光源が発明される前は光源の能力により応用分野が限られていました。1960年代にレーザーが発明されると、いままでの光源では不可能であった様々なアイディアが考案されました。その中の一つの魅力的なアイディアがホログラフィです。ホログラフィはレーザー光の干渉を用いて物体の記録を行い、光の回折を用いて再生を行う技術です。ホログラフィはレンズ等の結像系を用いずに立体的な画像を記録再生できる技術として脚光を浴びましたが、記録材料に問題が残りました。ホログラフィはレーザー光と物体光からの反射光の干渉縞を記録しているため、記録材料は1mmあたり千本以上の細かい干渉縞を記録する分解能が必要となります。このような記録材料として写真乾板(写真フィルム)がありましたが、現像定着という湿式の処理が必要であるという問題点があります。そこで本研究室では湿式の処理が不要で安価なフォトポリマーをホログラムの記録材料として研究しています。
小・中学生・保護者に向けて
研究室メンバー
装置の紹介
指導職員
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長部 恵一
OSABE,KEIICHI - 准教授