初めての学生実験

後期の授業が始まりました。そして、1年生にとっては初めての学生実験「ものづくり技術実習Ⅰ」がスタートします。はじめのテーマは、電気工事士の基礎とはんだ付けです。

電気工事士の基礎では、VVFケーブルを使った電気回路を作成します。VVFケーブル(電線の入った被覆付の電線)を決められてた長さに切って、そして両端の被覆を剥いて圧着端子で圧着します。電工ナイフ、ペンチそして圧着端子など、初めて使う工具もあるかもしれません。ほんとはもっと便利な道具もありますが、、、、電気工事の基本を1年のうちに実習しておきます。そして、3年生や4年生になった時に国家資格電気工事士2種の資格取得を、ぜひ挑戦してください。

難関は、「輪づくり」と呼ばれるレセプタクル(白熱電球の台)にネジ止めするため、電線を輪の形に曲げる作業。大きすぎるとネジ頭からはみ出すし、小さすぎるとネジに入りません。きれいに輪っかを作るのは熟練の技?ノウハウはペンチの使い方。ペンチ幅を上手に使ってきれいに輪っかを作れるようになれば大したものです。写真はEE藤田さんの作った輪っか・・・・さすがです。

さてさて、実験室にある、ちょっと年季の入った机。みなさんの先輩方も同じ道具と場所で学んだ50年の歴史ある由緒正しきものなんですよ。

半田付けの基礎では、これから電気回路を作るにあたって、基本となる半田付けのスキルを学びます。あらかじめ、半田メッキをしておく方法や、息を吹きかけて半田を固める方法など、はんだ付けも奥が深いですね。。。 作るテーマは、サイコロのような四角柱を作ることです。多いところでは4本の電線を一か所で止めなければならないので、かなりテクニックが必要です。コツをつかんで、半田付をマスターしよう!