オープンキャンパス2022

オープンキャンパスでは以下のテーマを体験学習テーマとして

用意しています。

組込ソフトウェアへ挑戦だ!  「マイコンのプログラミング」

科学的なことを学んでみたいと思っている人!

電気電子システム工学科の体験学習でお待ちしています。

下の写真をクリックしてみて。オープンキャンパス2022の「マイコンプログラミング」のHPへ移動するよ。

電ロボ

令和5年度 新入生募集!

中学生のみなさん特に今年中学3年生のみなさんへ

新年早々に本校の出願受付けがはじまります。今年からWEB出願になりました!!
WEBでエントリーして、それで出力される出願書類を印刷して作成して、それを高専に送付して、さらに出願料を納付することで出願完了です。

  • 推薦選抜
    願書受付期間: 令和4年12月21日(水)~23日(金)
    受験日 平成5年1月14日(土)
    合格発表: 平成5年1月20日(金)10時
  • 学力選抜
    願書受付期間: 令和5年1月23日(月)~1月26日(木)
    受験日: 令和5年2月12日(日)
    合格発表: 令和5年2月17日(金)10時

それまでに、自分の進路の希望を決めておく必要があります。このページの内容がみなさんの進路を決める上での助けになれば幸いです。 

とりあえず、お父さんお母さんに「私、どの高校行けばいいのかな?」って聞いて見てください。

きっと90%のお父さんお母さんは、「自分の行きたい高校に行けばいいよ」といってくださるのではないでしょうか?

でも、これではどこに行けばいいか進路を決める上での助けにはならないと思います。私も、中学生時代悩んだ記憶があります。

「勉強もしないといけないし、どこ行くかも決めないといけないし、将来のことなんて決められないよぉ~」。。。。まったくそのとおりだと思います。

「進路のきめかた」

小学校のときは、将来の夢で「野球選手やパン屋さん」と書きましたが、中学校で進路カードにそのことを書いたらきっと親を呼んでの3者面談が始まってしまいます(>_<)。。。

では、進路はどうやって決めますか? 

この問題に考える前に次の問いに答えてください。

「魔王を倒すのは目的ですか?手段ですか?」

えっ?いきなりの質問でびっくりしました? まあ、気楽な気持ちで、勇者になったと思って答えてください。

私は勇者、「魔王を倒すのが目的です」だと答えた人。それは間違いです。

本来の目的は、魔王によって乱された平和な社会を取り戻すことではないですか?

そう、進路を決めるときも目的を見失ってしまっていては、進路を決めるのが難しいと思います。

ぜひ目的を持って、進路を選んでください。

さて、その「目的」がまだ決まっていない場合はどうすればいいでしょう?

この問題を考える前に、またまた次の問題に答えてください。

「あなた今日、朝おきてから今までに”消火器”ってみましたか?」

どうでしょう? 何本か見ましたか、それとも消火器があったことに気が付かなかったですか?

消防法で建物や学校には消火器を設置することが義務付けられています。そして、火事になったときに

すぐに初期消火ができるように目のつくところに設置されているはずです。

しかし。。。どうでしょう?みなさんは朝から今までで何本か消火器をみましたか?

探してみないと見つからないものってあるんですね。自分の目的も探そうとしないと見つからないです。

探す努力をしないと見つけられません。自分の目的を探す努力をぜひ行ってください。。。

その上で、自分の目的を実現するための手段として進路を考えてほしいと思います。

 

 

さてさて、

自分の進路を決める上で進学先の学校の志願状況などの情報は気になると思います。入学者定員よりも志願者数のほうが多いと倍率が上がり難関校になります。

長岡市近隣地区であれば、学力が高く難関校の代表は長岡駅の近くにある長岡高校でしょう。なぜ難関校が人気があるのでしょう?それは、将来のことを考えたときに良い進路に行けるからでしょうか? それは正しいです。最終的な進路は就職です。自分がなりたい職業や、やりたい・やりがいのある仕事や楽しい職場で働きたいなら、その就職先を見つけやすくしかも、就職先の可能性を広げるためには、難関に挑戦することは大切です。そしてもうひとつ大切なのは学歴です。高校卒業より大学卒。大学卒より大学院や博士のほうが希望する就職先に勤められる可能性が広がります。

「日本は学歴社会・・・なぜ?」

日本は学歴社会だといわれています。否定的意味で使われることがあるかもしれませんが、日本経済を考えると、あたりまえのことなのです。資源に恵まれない日本では高度な科学技術、高品質高機能の製品で世界を輸出することで発展してきました。そのため、就職した先でも働きながら学び続けることのできる人材が求められているのです。技術テクノロジーを開発し会社を発展させるエンジニアが求められているのです。

義務教育の9年は当たり前、それに高校の3年間そして大学の4年間やさらに大学院2年、さらにさらに大学院博士の期間、学び続けることができるということ、それは企業でもさらに学び続けてられるという証明となります。

 

お友達と一緒の高校に行きたい!

楽しい学園ライフを過ごすうえで、友達・仲間はとても重要だと思います。

でも、安易に友達と同じ学校に行きたいと考えない方が良いかもしれません。。。

新しい学校に行けば新しい友達もできます。ぜひコミュニケーション能力を発揮して、新しい友達・仲間を作ってみてはいかがでしょう。

 

 

「学び続けること」

さて、みんながみんな大学に進学するわけではありません。電気電子システム工学科では卒業生の約70%が進学し30%が就職します。近年、景気が良くなってきましたので企業からの求人も増加しておりますので就職者の割合が増えてきています。50%:50%になっている年も出てきました。高専卒業後に就職をする割合も増えてきました。

就職先でも、学び続ける準備ができているから就職できるのです。就職したら学ぶことがなくなるわけではありません。

小学校のときは授業は1つ45分でした。45分集中するのははじめは難しかったかもしれませんが、今ではもう簡単でしょう。中学校では1つ50分、でも一日の授業回数が増えてきます。そして高専では1つ90分となります。さらに実験や実習が入り始めると午前全部や午後全部といった授業になります。だんだん集中するべき時間が長くなってきます。

そして、就職すれば一日、学ぶことだらけです。

「偏差値で学校を選ぶ」

偏差値は学校を選ぶ手段になりますか?答えはNOです。合格できるかどうかの判断基準にはなりますが、学校を選ぶ手段とはなりません。

偏差値の高い学校に入れば、自動的に希望の就職先まで世話してくれる?。。そんなことはありません。

学校を見るのもよい方法です。大体の学校はオープンキャンパスや学校見学会を開催しています。パンフレットやホームページで学校を紹介しているはずです。長岡高専でも8月にオープンキャンパスを開催しさらに4,5月また、12月、1月に長岡市のまちなかキャンパス(駅前の大手通にあります。)4Fで学校紹介や学科紹介を開催しています。また、科学技術館でイベントを行うこともあります。

ぜひ、そのような機会を利用し得られる情報を活用して学校を見てみてください。

さて、長岡高専の偏差値はというと、高校偏差値.netというランキングに掲載されていました。

http://xn--swqwd788bm2jy17d.net/niigata.php











偏差値 推移 高校名 私立/公立 共学/別学 学科・コース 創立 合格範囲偏差値 順位 ランク
73 - 新潟高校 県立 共学 理数 126年 70~76 1/154位(→) S
71 - 新潟高校 県立 共学 普通 126年 68~74 2/154位(→) S
69 - 新潟南高校 県立 共学 理数 79年 66~72 3/154位(→) A
66 - 高田高校 県立 共学 理数 144年 63~69 4/154位(→) A
66 - 新潟南高校 県立 共学 普通 79年 63~69 4/154位(→) A
66 - 長岡高校 県立 共学 理数 146年 63~69 4/154位(→) A
63 - 高田高校 県立 共学 普通 144年 60~66 7/154位(→) B
63 - 新潟明訓高校 私立 共学 普通 97年 60~66 7/154位(→) B
63 - 新発田高校 県立 共学 理数 122年 60~66 7/154位(→) B
63 - 長岡高校 県立 共学 普通 146年 60~66 7/154位(→) B
62 - 開志国際高校 私立 共学 医科学進学 4年 59~65 11/154位(→) B
62 - 三条高校 県立 共学 普通 117年 59~65 11/154位(→) B
62 - 新潟中央高校 県立 共学 学究 118年 59~65 11/154位(→) B
61 - 新潟第一高校 私立 共学 医難 41年 58~64 14/154位(→) B
61 - 燕中等教育学校 県立 共学 国際科学 13年 58~64 14/154位(→) B
60 - 国際情報高校 県立 共学 国際文化 27年 57~63 16/154位(→) B
60 - 国際情報高校 県立 共学 情報科学 27年 57~63 16/154位(→) B
60 - 新発田高校 県立 共学 普通 122年 57~63 16/154位(→) B
60 - 万代高校 市立 共学 英語理数 15年 57~63 16/154位(→) B
59 - 新潟江南高校 県立 共学 普通 55年 56~62 20/154位(→) C
59 +1 長岡工業高等専門学校 国立 共学 環境都市工学 56年 56~62 20/154位(↑) C
59 +1 長岡工業高等専門学校 国立 共学 機械工学 56年 56~62 20/154位(↑) C
59 +1 長岡工業高等専門学校 国立 共学 電気電子システム工学 56年 56~62 20/154位(↑) C
59 +1 長岡工業高等専門学校 国立 共学 電子制御工学 56年 56~62 20/154位(↑) C
59 +1 長岡工業高等専門学校 国立 共学 物質工学 56年 56~62 20/154位(↑) C
59 - 柏崎高校 県立 共学 理数 118年 56~62 20/154位(→) C
58 - 開志国際高校 私立 共学 国際 4年 55~61 27/154位() C
58 -1 巻高校 県立 共学 普通 112年 55~61 27/154位() C
58 - 高田北城高校 県立 共学 普通 118年 55~61 27/154位() C
58 - 長岡大手高校 県立 共学 普通 115年 55~61 27/154位() C
57 - 新津高校 県立 共学 普通 97年 54~60 31/154位(→) C
57 - 柏崎高校 県立 共学 普通 118年 54~60 31/154位(→) C
56 - 長岡向陵高校 県立 共学 普通 36年 53~59 33/154位(→) C
56 - 万代高校 市立 共学 普通 15年 53~59 33/154位(→) C
55 - 新潟西高校 県立 共学 学励 43年 52~58 35/154位() C
55 - 新潟第一高校 私立 共学 進学 41年 52~58 35/154位() C
55 -1 新潟中央高校 県立 共学 普通 118年 52~58 35/154位() C
55 - 新潟市立高志中等教育学校 市立 共学 普通 10年 52~58 35/154位(→) C
54 - 三条東高校 県立 共学 普通 108年 51~57 39/154位(→) D
54 - 新潟清心女子高校 私立 女子 普通 55年 51~57 39/154位(→) D
54 - 新発田南高校 県立 共学 普通 101年 51~57 39/154位(→) D

表では、偏差値59でランクとしてはCランクとなっております。。。あれ、低くない??

実は全国にある54高専の中では、ほぼ最下位です(最下位から5番目?)。

偏差値の高い高専は久留米高専や鈴鹿高専が67でAランクとなっておりました。

これ、、、本当にあっていますか?。。。。。

確かに、長岡高専が5学科+3専攻科がある高専の中では全国でも最大規模の高専であるため入学人数が多く間口が広くなっており、そのため偏差値が低くなることが考えられます。

また偏差値の算出には、大手の学習塾で実施される全国規模の模試の点数や中学校での成績と、その生徒が受験した高校への合格率との関係から算出していると考えられます。しかし、高専は新潟県の高校とは異なる選抜試験を実施しており同じ尺度での計算ができません。そこで、数が少ない高専を受験してさらに高校も受験して塾の模試も受けている生徒さんから偏差値を算出することとなるかと考えられます。数が少ないため、偏差値の正確さが低くなります。

実際に偏差値を掲載してくれているHPでは注意書きが書かれています。

※偏差値、ランクは当サイトの独自調査から算出したデータです。高校受験の合格基準の目安としてお考えください。

※当サイトに記載している内容につきましては一切保証致しません。ご自身の判断でご利用下さい。

また、各県の偏差値との比較ですが、新潟県の高校では一度志願した高校から倍率をみてから再度志願変更を行う特殊な選抜試験を実施するため、他県と比較基準が異なっている可能性があります。

何よりおかしいと感じたので、入学後に全国高専で統一して行う試験がありますが、長岡高専では数学・物理科目の平均点数が全国一位となったこともあり、最下位レベルのランクCとは到底考えられません。

さらに、最近ではロボカップ2017というロボットの世界大会で世界チャンピオンになった学生も在籍しているなど、物理・数学・工学分野においては実績があります。

全国トップレベルの進学率を誇る長岡高専の偏差値が最下位レベルというのには疑問を感じます・・・

偏差値の信ぴょう性はともかく、高い進学率と数学・物理科目については全国トップレベルであることから、入学できればしっかりとした学力を身に着けられることを示しています。

また、偏差値が低いから大丈夫と思って油断して受験すると不合格となってしまいまうので、この点はご注意ください。

平成28年度の学力志願状況は、下記となっており電気電子システム工学科では2.5倍の狭き門となっております。

新着情報 [中学生向け]

平成30年度第1学年入学者選抜(一般選抜及び帰国子女特別選抜)の志願状況(2018.02.02)

一般選抜 志願状況

受 付 日 機械
工学科
電気電子
システム
工学科
電子制御
工学科
物質
工学科
環境都市
工学科
合 計
1月30日 16[0] 16 [2] 17 [1] 13[3] 17[1] 79[7]
1月 31日 11[0] 8[1] 13[3] 6[2] 6[4] 44[10]
2月 1日 9[1] 14[2] 8[0] 10[5] 11[2] 52[10]
2月 2日 0[0] 1[0] 1[0] 1[0] 0[0] 3[0]
合 計 36[1] 39[5] 39[4] 30[10] 34[7] 178[27]
一般受検
予定者数
55 54 64 45 53 271
一般募集人員(入学定員の60%程度) 24 24 24 24 24 120
一般受検倍率(一般受検予定者/一般募集人員) 2.29 2.25 2.67 1.88 2.21 2.26

[ ]内は女子の志願者数で内数

ここで、特記したいことは、すでに推薦選抜入試によって各学科約16名が決まってしまっているということです。

残り24名の枠を募集しているのですが、推薦選抜で不合格となった受験生はそのまま学力試験を受験しますので、電気電子システム工学科では15名の方が推薦選抜で残念ながら不合格となり学力試験を受験していただくこととなります。

推薦選抜基準は2年3年生を通して英語・数学・理科の科目が10段階評価で8以上という基準を超えていると、推薦選抜に志願することができます。通知表でいうところの4以上です。

中学校の通知表と偏差値の関係を下に示します。(https://allabout.co.jp/gm/gc/66164/

 

偏差値と通知表の比較表。1や2の割合が減り、代わりに4や5の割合が増えている。昔はオール3が真ん中だったのが、今では、真ん中より下になるので注意。

近年の中学校の評価方法は、絶対評価と変わっていますので、これを見ると4以上ということは偏差値53~75の範囲であると考えられます。しかし、上図は理想的な話であり実際には各中学校や県や地域の教育委員会の指導方針によりこの評価尺度には差があると考えられますので、信ぴょう性は低いです。

上図を基に解析していきますと、平成30年度の推薦選抜試験では受験生の半分が合格し、残り半分は不合格となり学力入試選抜を受験していただくこととなりました。

推薦選抜を受けていただいた生徒が、通知表で4、偏差値で53~62の範囲である生徒。そして通知表で5、偏差値で63~72の評価である生徒であったとし、その範囲内で均等に分布していたと考え、上位半数は推薦選抜で合格し、下位半数が推薦選抜では不合格であったとすると、推薦選抜では大体偏差値60以上の学生が合格したと考えられます。

つまり通知表の評価4とはいっても、4は4でも5に近い上の方の4であれば合格する。ということが読み取れます。

では学力選抜ではどうかと、例年推薦で不合格となった方も学力試験のほうでは多数の方が合格しています。

しかし、推薦選抜で合格した人も学力選抜で合格した人も入学後の学力試験に顕著な差はないという話もあります。授業を行っていて推薦合格者と学力合格者で学力の差を感じたことはありません。

これは学力選抜においても偏差値60以上の学生が合格しているとも考えられます。

つまり、推薦選抜で不合格となった人も学力選抜試験までの間に勉強し学力を向上させたと考えられます。

私は、「受験勉強は社会にでてから役に立たない」といわれたこともありますが、そんなことはないかと思います。勉強することにおいてその姿勢や努力は必ず役に立つものです。

富士山はなぜ日本で一番高いか知っていますか?

それは、日本で一番広い土台を持っているからです。頑張って努力することに無駄なことはありません。みなさんが上にのびるための大きな土台となるはずです。

「思っていたのと違うかも。。。」

学校紹介の話や、先生や先輩から聞いた話と実際に学校に行ってみたところ「思っていたのと違う・・・」ということは、あると思います。皆さんのイメージするものと悪いほうに違っていたら本当にすみません。でも良いこともたくさんあるはずです。なぜなら、長岡高専の電気電子システム工学科は50年以上の歴史があります。そして、世の中に活躍している人がたくさんいます。ただ、大多数の人は高専を卒業しさらに大学に進学するので、第一線で活躍している人が高専卒かどうかはなかなかわかりません。。。国会でも高専の役割が高く評価されています。前記中教審の答申においても「卒業生の高い就職率・求人倍率に見られるように、社会から高く評価」されていると記されている。公教育全体から見ればマイナーな教育機関であるため、社会一般の認知度は低いものの、工学系専門教育の分野、あるいは卒業生を受け入れている産業界においては、現状においても一定の評価を受けているものと見られる。」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AD%A6%E6%A0%A1

思っていたのとは、違うかもしれません。勉強もそこそこ大変ですし、内容も難しいです。特に数学に関しては普通高校では習わない範囲が多く、それが日常的に使われます。。。。でも、在校生はみんな理解していますししっかり卒業しています。学校生活をかなり楽しんでいると思います。

思っていたことと違うことってあたりまえなのかもしれません。

「あなたの興味は何ですか?」

音楽、スポーツ、コンピュータ、ゲーム、プログラム、電気、ロボット、工作、、ラジコン… etc..

「興味はあるけど人に言えるほどものではない。」

「いろいろありすぎでわからない。」

「自分の興味のあることって何だろう?」

     :

中学生だと、自分の趣味や好きなものがまだ決まっていない人も多いと思います。

でも、コンピュータや工作とか嫌いじゃないですよね?手先は器用じゃないけど、物をつくったりあれこれ改造するのは好きじゃないですか?

(雑談ですが、手先の成熟は体の成長より最も遅く、早くても20代半ばといわれています。みなさんの手指はもっともっと成長します。)

その知識や技術を学んでみたいと思いませんか?もちろんロボットは好きだけど、電力は、、、など。苦手分野や得手不得手はあると思います。

でも得意なこと、好きなこと、それらが将来の自分の仕事として社会の役に立つならば、幸せな人生が送れることでしょう。

その道を開いてくれるのが電気電子システム工学科です。

 

電気電子システム工学科は、音楽などの信号処理分野から、太陽電池、アンテナやレーザ、そして最近注目されているAIなどなど幅広い分野を勉強することができます。全部を深く学ぶことは、時間的にも無理だと思いますので、選択科目となっています毎年学年が進むごとに各自で選択してください。

1年から3年までは、基礎となる分野を学習しますが、4年生以上では自分の学びたい科目を選択していきます。選択する分野が広いのが電気電子システム工学科の特徴になります。

 

「5年間高専で学ぶことのメリット」

高専は、卒業まで5年間あります。高校とは大きく違います。使っている教科書が違います。教科書は専門書を使います。大人や大学生と変わりないものです。最近は電子書籍の教科書を活用している科目もあります。

5年間の教育カリキュラムでそれを理解することができるようになります。また、教える先生もその分野の研究者です。高専は大学と同じ研究機関です。

世界的にも少し珍しい教育・研究機関高専で、世界で最も若い研究者となって学ぶことは大きなメリットです。

 

「電子制御工学科との違いはなんですか?」

これよく聞かれます。ときどき、「コンピュータやプログラムを専門にやる学科ですか?」いいえ違います、長岡高専にコンピュータや情報を専門に扱う学科はありません。

隣の県の富山高専には情報処理工学科がありますが、長岡高専にはありません。

電気電子システム工学科は以前は、電気工学科という名前で、長岡高専ができた50年前からあった第一期学科です。

名前のとおり電気に関係する分野を学ぶ学科です。コンピュータ、プログラミング、通信、電磁、電子、半導体、レーザー太陽電池、音、電力とその分野は電気に関する広い分野です。

50年前にはもう一学科、機械工学科があります。ともに日本のものづくり高度経済成長時代を支える学科でした。

時代が流れ、機械や電気のみのエンジニアではなく、両方の知識を持ったエンジニアが必要だということで、電子制御工学科でできました。

つまり、電気と機械の両方の特徴をもつ学科が電子制御工学科というわけです。

ですから、電子制御工学科との違いはといわれると・・・

「電気電子システム学科では機械系の分野(熱力学、機械力学、材料力学)は学びません。

「逆に、電子制御工学科では電力系の分野は学びません。」

ということになります。コンピュータやプログラムについては、どちらの学科でも学びます。最近はAIやIoTそしてロボットについては全学年で初歩的なことを学ぶことができます。
電気電子システム工学科では、AIやIoTそしてロボットについては、1歩、2歩進んで学ぶことができます。授業科目としてではなく、実際に使ってみて体験してみて学ぶことができるよう学生実験のテーマとして用意しています。
AIやIoTそしてロボットについては、話を聞くより実際に使ってみて学ぶ方がより興味がわきますし面白味がありますよね。

なにより、電気電子システム工学科では、全国高専としても初となる研究成果活用企業が株式会社IntegrAIというベンチャー企業を創出した学科の一つです。
良い先生、良い仲間、良い環境などなどいい感じにまじりあって、世の中にイノベーションを起こせるそんな人材になる可能性を秘めた学科です。

進路についていえば、電気主任技術者の認定学科であるので、電力会社関係への就職が有利かもしれません。人々の生活に欠かせない、インフラである電気を守る仕事に就きたいなら電気電子システム工学科が有利です。

また、電気工事士等の国家資格をとるための補講を行っているので、資格がとりやすいかも知れません。実技が伴う資格の、サポートをしてくれるのは全国高専でもレアかもしれません。その他にも、無線通信の免許資格を取るためのサポート等を行っているスタッフもいます。

 

あと電子制御工学科との違いは雰囲気がちがう・・・・かな。

 

「ゲーム作りやロボコンをやりたい!」

ゲームを作ったり、ロボコンに参加したい場合は、どこの学科がいいですか? その答えはどこの学科でも可能です。

しいて言うなら、ロボコンについては、電気電子システム工学科か電子制御工学科そして機械工学科が良いでしょう。

プログラムを作りたいというのであれば、電気電子システム工学科か電子制御工学科でしょうか。。。

これらは、ロボコン部やプロコン部で行っており、バドミントン部やサッカー部と同様にクラブ活動です。そちらに所属して活動してください。

現在ロボコンはEEの和久井先生他数名で顧問をつとめて活動しています。
活動場所は機械工場の上なので機械系の技術職員の方がアドバイスをしてくれています。学科関係なくクラブ活動なので、興味がある人はぜひがんばってください。

ゲームつくりをやりたい!というひとはプロコン部があります。プログラムコンテストに向けて活動しています。こちらもクラブ活動なので、学科に関係なく興味のある人はぜひ所属してがんばっていただきたいと思います。

 

「コンピュータが苦手だけどなにかものづくり的なことをやりたい!」

最近は、コンピュータをつかって何かを行うこと普通になってきました。コンピュータから距離を置くことができないかと思います。

安心してください先輩たちがおしえてくれます。どんな学科でも大丈夫です。

 

「国際交流をしたい!」

海外に友達をつくりたい、あるいは海外の学校と交流したい!どこの学科が良いですか? その答えもどこの学科でも可能です。

学内には地球ラボを呼ばれる国際交流の窓口となる場所があります。また、国際関係学演習という授業をうけることができます。これは、火曜日の8時間目以降に行われるので、どこの学科でもどこの学年でも受講することができます。毎年新潟県の主催する、国際理解教育コンテストに出場しています。

さらに、毎年学生会海外派遣研修を実施しています。例年、タイ、ベトナム、シンガポール、モンゴツ、メキシコにいっています。また、タイの学生が訪問し、高専生とグループを作りマイコンのプログラミングでコンテストを開催しました。最近では、フィンランドからの留学生が研究室で一緒に勉強したり、ロシアからの学生が本校を訪問し一緒に火星探査ロボットを作るプロジェクトを行ったりと、国際交流が盛んになりました。

逆に盛んになりすぎてしまった、毎月、毎週のように国際交流関係のイベントが開催されていますので、すべてに参加していると体がいくつあっても足りないかもしれません。

 

「白衣を着たい、ビーカを振るのが好き!」

物質工学科は、白衣を着た実習があります。高学年になると電気電子システム工学科と電気制御工学科では、太陽電池や物性を研究している研究室に進むと白衣をきるチャンスがあります。高校生の化学グランプリなどに出場したい場合は、物質工学科がお勧めです。

 

「医者か弁護士になりたい!」

2006年から、東海大学医学部が高専卒業生の受け入れを許可しているようですが、実績は。。。。

高専以外を選んだほうが良いでしょう。。

 

「学校の先生になりたい!」

教育学部という選択肢もありますが、工学博士となって高専の教員をやっている先生もいます。卒業生の人数から考えると少なめですが、ぜひ本校を卒業し、本校の教員になるために戻ってきてくださることを期待しています。

 

「オリンピック選手になりたい!」

高専では、部活動もたくさんあり各クラブがんばって活動しています。高専3年生以下であれば高校野球や高校の大会に参加できます。また4年生以上であれば大学の大会に参加できます。高専独自の大会である高専大会もあり、地区大会そして全国大会へとつながるビックイベントです。高校の大会も参加でき、高専独自の大会への参加できる。そして、学内には野球場、サッカー場、陸上トラック、体育館が2つ、剣道場に柔道場、プール、テニスコートが3面さらに全施設ナイター設備付き、帰りが遅くなっても良いように寮完備と合宿所もありと、施設面は充実しています。ある意味、スポーツをやる環境は恵まれているのかもしれません。

しかし、プロを目指すような指導を行ってはいません。顧問は太陽電池や音やレーザ等の専門家です。一部のスポーツで素人とは思えない教職員もいますが・・・(スキー、バドミントンなど・・・)

ただ、スポーツを本業としたい場合は、高専以外を選んだほうが良いでしょう。

しかし、スポーツを頑張っていないというわけではありません。県の強豪と言われている部活もあります。中学生のみなさんは高校のクラブ活動の成績などしか知らないので大学やそのう上のことまではわからないとは思いますが、高校生の年齢以上が在学している高専では、高校の大会の上、インカレや全国大会に出場できるレベルで頑張っている部活や学生がいることも確かです。顧問の線背も、スポーツの専門家ではありませんが、優秀な研究者ですのでクラブをたいへんうまく指導してくれると思います。

スポーツを本業とするような学校ではありませんが、スポーツや課外活動に一生懸命取り組む姿勢は、すべてのことに益になると考え、活動を阻害するようなことはありません。

施設等の環境は恵まれていますので、頑張るのは皆さん次第です。

「起業したい! 自分の技術で会社を作りたい。」

最近特に、長岡高専が注目をあつめている集めているのはこのけんではないかとこの件ではないかと思います。

高専発のベンチャー企業が電気電子システム工学科から誕生しています。NHKのサイエンスZEROにも紹介され、小型AIカメラやカスタムAIの作成で世のかなにイノベーションを起こす技術を持った企業です。

将来は、企業家になる! そういった思いを持っている人大歓迎です。

全学的に自己啓発型学習やプロジェクトベースドラーニングなど、さまざまな授業が開講されているので、それに参加して学んでいただくのもいいですし、

電気電子システム工学科の先生が募集しているプレラボに参加して、世の中の課題解決にチャレンジするのがいいと思います。

そうやって、低学年時からいろいろな活動に参加していると先生や企業の人との交流も大きくなり起業へとつながりました。

そういった雰囲気が出やすいのも電気電子システム工学科かもしれません!?

 

「つぶしが利くのが電気電子システム工学科」

まだ、将来が具体的にきまっていない。だって、どんな勉強が必要でそれが自分にあっているかなんてわからない。。。

その点電気電子システム工学科は有利です。分野が広いので、入ってから選ぶことができます。世の中の産業で電気が使われていない分野はありません。電気電子システム工学科出身の学生の求人倍率を見ていただくとわかるように広い分野からたくさんの求人がきています。さらに、大学進学が有利です。電気電子システム工学科で学ぶ分野は、他分野においても有効に活用できます。そのため、電気電子システム工学科出身であれば大半の大学の工学部であれば受験できます。工学部以外でも受験できるところは増えています。コンピュータ技術やシミュレーション解析などすべての分野の基礎となります。

・・・でも、ここでちょっと注意点です。

じゃあ、何になりたいか決まっていないけどなりたいものが見つかるまでのんびりしていろということでしょうか? いいえそれは違います。なりたいものを探せるのです、なりたいものがたくさんあって、その中から探すことができるそれが電気電子システム工学科です。

「将来なりたいものがない」のではなく「今は、まだ決まっていない、だってまだまだ電気電子システム工学科には自分の知らない、面白いものがたくさんあるのだから!」

将来なりたいものになれる!もっとなりたいものが見つかったら途中変更も可! 

ちょっとお得な電気電子システム工学科をぜひ進路の選択肢に考えてみてください。

とれる資格

よく、電気電子システム工学科ではどんな資格がとれるの?と聞かれることがあります。

過去に以下の資格を取得した学生がいます。

・電気工事士(1種、2種)

・電気主任技術者

アマチュア無線技士

危険物取扱者

・情報処理技術者

 

しかし、これは一般の人も同様に受験できるものであり電気電子システム工学科でしか取れないものではありません。

授業内容がに沿っていたり、図書館で勉強できたり、相談できる教職員がいるという程度です。上記の資格を取るための勉強をしているわけではありませんし、

「高専」の主目的が“資格取得”ではない点には十分ご注意ください。

2022年度の進路 

今年は、就職希望者が多い傾向にありました。
 





電気電子システム工学科
進学先 合格者   就職先 内定者
長岡高専専攻科(推薦)
あり  
*東陽理化学研究所
あり
長岡高専専攻科(学力) あり   *JR東日本 あり
長岡技科大(推薦)     *NCT あり
長岡技科大(学力) あり   ヒップ あり
豊橋技科大(推薦)     JR東日本メカトロエンジニアリング あり
豊橋技科大(学力)     *TDKラムダ あり
新潟大学(工)(推薦) あり   三機工業 あり
新潟大学(工)(学力) あり   *アドテックエンジニアリング あり
新潟大学(農)(学力)     東京水道 あり
東京農工大学(推薦)     富士フイルムビジネスイノベーションジャパン あり
東京農工大学(学力) あり   メンバーズ あり
群馬大学(工)(学力)     ユアテック あり
電気通信大学(学力)     *シンコー株式会社 あり
千葉大学(工)(推薦) あり   ミライト・ワン あり
信州大学(工)(学力)     三菱電機プラントエンジニアリング あり
信州大学(理)(学力)     *が付いているのは県内企業です。  
東北大学(工)(学力) あり      
金沢大学(学力)        
東京工業大学(生命理工)(推薦)        
東京工業大学(工)(学力)     求人数 630
横浜国立大学(工)(学力)     県内求人数 51
北海道大(工)(推薦)        
山形大学(工)(学力) あり      
富山大学(都市デザイン)(学力)        
京都工芸繊維大(工芸科学)(学力)        
大阪大学(工)(学力)        
筑波大学(学力)        
埼玉大(工)(学力)        
琉球大学(学力) あり      
新潟工科大学(工)(推薦) あり      
国際ペットワールド専門学校        
総合学園ヒューマンアカデミー新宿校        
         
         
電子機械システム工学専攻
進学希望者 0  
*JR東日本
あり
      J-power ハイテック(2) あり
      *三菱ガス化学 あり
      *ネクスコエンジニアリング新潟 あり
      ソニーセミコンダクターソリューションズ あり
      TBSアクト あり
      INTLOOP株式会社 あり
         
      求人数
541
      県内求人数 41