樺澤 辰也(かばさわ たつや)
- 職 名
- 准教授
- 学 位
- 博士(工学)
- 略 歴
-
昭和61年3月 新潟大学大学院工学研究科 修士課程修了
昭和63年4月 新潟県立長岡工業高等学校 教諭
平成 元年4月 長岡工業高等専門学校 助手
平成11年4月 長岡工業高等専門学校 助教授
平成19年4月 長岡工業高等専門学校 准教授 - 担当科目
- 通信工学、電気回路Ⅱ、プログラミング演習、電気電子理論演習Ⅰ
- 所属学会
- 電子情報通信学会
- 研究分野
- 通信ネットワーク工学、交通工学
メッセージ
携帯型のゲームで、すれちがい通信ということが話題になっています。同じ携帯型ゲーム機をもっている人が近くにいると電波を使って通信を行い、その人のもっている宝の地図を手に入れることができるというものですね。携帯電話にも同じような機能をもたせようという研究や開発が行われています。携帯の端末自身が他の端末からの情報を中継して別の端末へ伝えるような機能を持たせ、携帯やパソコンがいくつか集まればその人が欲しいデータをもらえるようなことが考えられています。爆発的に普及した携帯電話ですが、このようなネットワークを作ることの夢がふくらんでいます。でも一番重要なことは魅力的な宝の地図(情報やプログラムなど)を作ることだと思います。ぜひ皆さんにも本校電気電子システム工学科に入学して、たくさんの宝の地図を作ってほしいです。
研究室概要
本研究室では、セルラ方式を用いた移動通信系において、移動体の移動を考慮した通信トラヒック特性の解析を行っています。通信トラヒックとは一つのセル内で、何人くらいの人が何分間くらい通話するかということを、確率的に表わすことです。そのために、確率の理論的な計算や、コンピュータを用いたシミュレーションを行っています。
これまでの主な卒業研究・専攻科特別研究のテーマ
- ●クラスタのあるセルに直接通信を適用した場合のトラヒック特性の解析
- ●滞在ポイントがある一次元セルにおける 直接通信の保留時間の導出
- ●セルラオートマトンを用いた移動モデルについての基礎的考察