10/23-26の日程で、フィリピン・ミンダナオ島のダバオ市において、15Th SPVM, 2013 ISMCS, 2013 ICAMS合同国際会議が開催されました。これは、フィリピン中南部の物理、工学系大学を中心とした国際会議です。本校の電気電子システム工学科の片桐教授が、本会議に招待され、"Development of Abundant and Rare-Metal Free CZTS thin Film Solar Cells" (邦題「環境負荷の小さい脱希少金属CZTS薄膜太陽電池の開発」)という演題で、1時間の講演を行ってきました。
1枚目は、招待講演者としてレイをかけて頂いている片桐です。2枚目は、左から片桐、開催地ダバオ市のアテネオダバオ大学のDayrit教授、ミンダナオ工科大学のTanggol学長、ミンダナオ工科大学と提携を結んでいる新潟大学理学部の宮田副学部長、招待講演者の台湾中央大学のLai教授です。3枚目は、オープニングセレモニーのステージの様子です。
セレモニー開始時には、全員でフィリピン国歌の斉唱がありました。みんなでこの会議を盛り上げて行くぞという感じを強く受けました。
会議は、連日朝9時から5時過ぎまで、活発な議論が戦わされました。
現地での太陽電池に関する研究は始まってはいますが、まだまだこれからと言った状況のようです。大学の研究室内でも、薄膜太陽電池の要素研究は開始したものの、全てをまとめてデバイス化に成功しているところはまだ無い状況のようです。今後、本校との共同研究を通して、研究をより推進させて行きたいとのことでした。近いうちに、フィリピンの学生や教員が研修のために長岡高専に訪れたいとのことでした。
これを機会に、今後の共同研究の活性化を約束してフィリピンを後にしました。