学生実験紹介(EE3)
高専の売りといえば、学生実験ではないでしょうか?
机の前に座って、先生の話を聞いているだけでは、いまいち理解が進みません。やっぱり手を動かし体を動かし、測定、実験、計測と体験してみないと。
EEには、たくさんの学生実験テーマがあります。小グループに分かれて、いろいろなテーマを体験し学びます。今回は、3年生の学生実験テーマ組込み技術(応用)をご紹介します。
みなさん、アセンブラってわかりますか?実はコンピュータを動かすプログラミング言語のひとつです。低級プログラム言語といわれることもありますが、コンピュータの中心であるCPUは、1か0しか理解できません。(しかし、それを恐ろしい速さで処理していきますが・・・)。1か0かの集まりで作られ、CPUがどのように動作すれば良いかを指示したものを命令語といいます。CPUの種類によって異なるのでマシン語と呼ばれています。
「ええーCPUの種類によって異なるの!」
「じゃあ、英語や日本語やフランス語みたいにいろいろな言語を覚えないと、プログラミングできないってことですかっ!」
いえいえ、それでは、大変なので人間に何とかわかるレベルの言語になったものをアセンブラ言語とよびます。3年生ではアセンブラのプログラムを行います。LEDを光らせたり、点滅させたり、10秒間数えるタイマーを使ったり。スイッチでいろんなことをさせたり。などなど、いろいろなことをアセンブリ言語を用いてプログラムしていきます。
「プログラム?? でも、キーボードもディスプレイも無いみたいですけど。。。」
ディスプレーは一応あります。2行で16文字ぐらい表示できます。
キーボードはありません。その代わり、トグルスイッチとよばれる。スイッチがあります。
トグルスイッチを使って、スイッチのONとOFFの組み合わせでプログラムを作成します。4個のトグルスイッチで、2を4回掛けた組み合わせ2×2×2×2=16通りで一文字つくることができます。これらを2個以上組合わせてCPUに送る命令や数字などのデータを作ります。それでプログラムしていくのです。
はじめに必要になるのは、2進数とは何かということですね。
では問題、「Aを2進数であらわすとどうなりますか?」答えは、したの方です。
はじめは、ノートに書いたりして、てこずっていた2進数の変換もあっという間に覚えてしまいます。
コンピュータの動作原理やプログラムの上がれなどを、学習できるテーマです。
しかも、やり始めると意外とはまって楽しいですよ。。「たのしいっ!」。
答えは1010です。