後期始業式が開催されました。

平成26年度後期始業式が開催されました。

9月22日(月)後期カリキュラムの開始に先立ち始業式が開始されました。教務主事よりアクティブラーニング等後期の授業において取り入れられる新しい取り組みについての説明がありました。

アクティブラーニングは海外でよく取り入れられている授業スタイルです。海外でアクティブラーニングというと、さらに進んだ特殊な授業スタイルを指すかもしれません。数年前に訪問していたカナダのUBC大学でもアクティブラーニングの手法が取り入れられていました。、先生の授業が30分ほど行われると、議論の時間となります。議論の時間といっても、特に何分から何分と時間が決まっているわけではありませんが、今教えた内容や問題提起に対して学生が質問や自分の意見を述べます。先生がそれに対して追加の説明を行ったり、いろいろなデータを示したりしながら授業が進んでいきます。また、授業中に何度かアンケートやクイズが行われます。クリッカーと呼ばれるボタンを押す装置を用いて選択肢から回答するというものです。これはお手軽ですが、学生が簡単に授業に参加、集中できるシステムです。授業時間の約20分前に終了し、その残り時間は先生と学生とが議論する時間が用意されていました。教科書や資料から読み取れなかったり理解できないところそして自分の意見を聞いてもらう時間が用意されていました。

活発に授業が行われる為には、学生も事前に準備しておくことが必要です。また先生の説明時に、ノートを書くため下を向いているという学生がほとんどいないというのも印象的でした。彼らは、「説明を聞く」「ノートをとる」「理解する」の3つをとても上手にこなして「自分の意見を作る時間」をとても有効に活用している様に思われました。さて、これはカナダ有名大学での上級生の授業での話です。

参加型の授業スタイルにあまり経験のない日本の学生には、違和感があるかもしれません。

私がお世話になったUBCの先生は、日本の某有名大学でも授業を行った経験があるそうです。日本の学生は「大人しい」そして「先生への敬意が欠けている」と厳しい感想をいわれました。「先生への敬意が欠けている」とはどういう意味だか解りますか?寝ていた学生がいたのだそうです・・・授業中に眠るということは海外ではありえないそうです。眠った学生がいるということについて日本の義務教育についても批判を受けました。知識ばかり教えて、礼儀を教えないのか?などなどです。

さて、本日から後期がはじまります。しっかり予習授業準備をおこない授業中は集中力を欠くことがないように、積極的に授業に参加するアクティブな姿勢で取り組んでいきましょう。