皆既月食2014月見会開催

8日18時14分から満月がしだいに欠け始め(部分食)、19時24分には満月が地球の影の中に完全に入り込む皆既月食の状態となります。写真は19時27分のものです。焦点距離1000mm直径25cm反射型望遠鏡で撮影しましたISO200でシャッタ速度は1/2秒です。この後すぐに、雲がかかり始めトップページの写真が皆既月食全体が見える最後の写真となりました。

月見会にはバドミントン部をはじめ、多くの学生や先生が見に来てくださいました。携帯電話を持っている人は、カメラでアイピースから一生懸命写真を撮っていました。アイピースの映像をカメラで撮る方法をコリメート法と呼びます。コリメート法では撮影に最適な位置にあわせることがとても大変です。iphoneのカメラが比較的とりやすいようです。私の経験からもレンズが小さいもののほうがよく撮れる気がします。気温は13℃でした。少し寒かったので皆さん風邪を引かないように今日は暖かくして眠ってください。

。今回は、月が地球の影の真ん中付近を通るため、皆既食の時間が長いものとなったそうです。皆既食の月が「赤銅色」になるのは、太陽光が地球の大気で屈折し、波長の長い赤い光だけがかすかに月面を照らすためです、月の夕焼けのみたいなものでしょうか。今年は3年ぶりとなる皆既月食です。次回は来年の4月4日ということです。

さて、今回の月見会で天体に興味を持った方も多いのではないでしょうか?実はガリレオもニュートンも、と、あげるときりがありませんが著名な科学者はほとんどの方が天体に興味を持っていました。科学が好きな高専生が興味を示さないわけがありませんね。ぜひ天気がよいときは、空を見上げてみてください。そして写真を撮ってみてはいがかでしょう。普通のデジカメでも撮れます。三脚があればよいですが、なければ何かで固定してやく30秒間シャッターを開きっぱなしにしてみてください。このHPのスライドショーのなかに30秒間天の川方向にシャッターを開けっ放しで撮ったものがあります。たまたま流れ星が入りました。また、下のほうに星雲(アレイ星雲)も映っています人の目では見えませんが望遠鏡で光をあつめたり。あるいはカメラのシャッターをひらっきぱなしにして光を映しこむことで、今まで見えなかったものが見えてきますよ。