長岡高専では、学生教職員および企業の方々に向けた研修会を開催しいます。

12月12日、13日の２日間にわたり、「TCP／IPネットワーク研修会」が開催されました。講師はルネサスソリューションズから石黒先生、坂本先生、さらに専攻科特別実験にて講師を務めていただいている三浦先生です。今回は、GR-SAKURAというルネサス社製のマイコンが搭載された組み込み用ボードを用いて、コンピュータと組み込みボード間を有線LANで接続し、実際のサーバのように、ソケットやポートを用意し、実際のWEBサーバのように接続、データの送信、受信、そして再接続のためのプログラムを作成しました。FTPサーバやWEBサーバなどいくつかのサーバを同時に構築するためには、ソケットという概念や、コールバック関数、そしてノンブロッキングコールについて理解する必要があります。それを、実際のマイコンボードで動作を確認しながら、ノンブロッキングコールだとどうなるのか、または、ちゃんと接続終了処理を行わないとどうなるのかなど、いろいろな例をプログラムを組みながら実践的に学ぶことができました。本校の学生を含め企業からも多くの方にご参加いただき、大盛況でした。参加していただきました方、また講師を務めていただきました先生方、大変ありがとうございました。

今回は、ルネサス社の最新の開発環境Ccuteを利用しました。授業や実験でつかっているHewよりも使い勝手が良いと学生からは好評でした。。。わたしは、HEWのほうがよいと思うのですが、、、、　開発環境には人それぞれこだわりがあるようです。。。（笑）