再生可能エネルギー最前線!!
皆さん、再生可能エネルギー・・ご存知でしょうか?
太陽光、太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーの事を再生可能エネルギーといい、自然界に常に存在するエネルギーです。
環境にやさしく、枯渇する心配が無く、一度利用しても比較的短期間に再生が可能なため「再生可能エネルギー」と呼ばれています。
今皆さんが、使用しているエネルギーは何でしょうか?
例えば、電気は発電所で発電機によって作られますが、その発電機を回す原動力となっているのが、石油・石炭・LNGなどの化石燃料です。
後、50年で枯渇するとも言われています。
50年後、皆さんは定年を迎え60~70歳でしょうか?皆さんの子供たちは、働き盛り、孫もいるかもしれません。
そんな、皆さんと人の未来に、化石燃料を使わず、自然エネルギーを利用した「再生可能エネルギー」に切り替えていく時代に突入してきました。
そのための研究が世界中で盛んに行われています。
まさに、皆さんの力が必要とされ、第一線で活躍できる好機です。
さらに、車も「化石燃料:熱機関」から「電気」へ移行しています。
電気を「作る」そして「使う」。
まさに電気に関する研究者や技術者がこれからの世の中に求められます。
再生可能エネルギーの現状をご紹介します。
現在、日本のエネルギー自給率は6%程度と言われています。残りの94%は、海外からの化石燃料などに頼っています。
夏、一日の消費電力は200GW(2009年)程度です。
今、市町村が再生可能エネルギーの利用を行政として進め2014年現在で89市町村で電力自給率100%以上を達しています。
再生可能エネルギーに関して、日本も頑張ていますが、世界はどうでしょうか?
■コスタリカ
100%再生可能エネルギー移行をほぼ達成
小さな国の大きなアイディア―化石燃料なき発展を目指して
■ポルトガル
一時的に再生可能エネルギー依存度100%を達成
■スコットランド
約1日間に渡って風力発電による発電量が全電力需要量を超過(発電電力量:39,545MWh)
■ドイツ
再生エネルギーによる発電量が一時的に総需要量の95%に到達(発電電力:57.8 GW)
■テキサス州ジョージタウン
再生可能エネルギーによる発電100%を達成の見通し(ジョージタウン人口:4万7千人、発電電力:150MW(メガソーラー)
各国でも、再生可能エネルギーに関して、国をあげて取り組んでいます。
自給率100%に近い国もあります。
長岡高専においても、太陽電池に関する最先端の研究を行っている先生がいます。
是非、みなさんも将来の自分のため、子孫のために「再生可能エネルギー」に関して勉強してみませんか!!