平成30年度学生海外派遣研修 (タイ)
平成30年9月3日 (月) ~ 9月12日 (水) までの10日間、学生16名と引率教職員3名の合計19名で平成30年度学生海外派遣研修 (タイ) を実施しました。なお、電気電子システム工学科からの参加者は、3年生1名、4年生4名、そして専攻科生2名でした。本校と学術協定校である泰日工業大学 (Thai-Nichi Institute of Technology: TNI) を訪問し、現地の学生との交流活動を行った。また、日系企業2社 (SEIKO PRECISION社様、Sodick社様) および現地のTukTuk工場様を訪問し、海外でのモノづくりの現場を見学してきました。この他にも、タイ国内の文化・自然探訪を通して、互いの国の歴史の違いについても理解を深めました。
泰日工業大学ではタイおよび日本の学生の混成チームを作り、Smart Car Tech に関するプロジェクトワークが実施されました。初日のアイスブレイクでは、日本の文化紹介や今回の研修で達成したいことについて、全員が英語でプレゼンテーションを行いました。プロジェクトワークでは各チームがマイコンボードとスマートフォンをブルートゥースで接続し、卓上の車を自分達のプログラムで制御可能にしました。なお、車には方位センサーや GPS センサーが組み込まれており、それらの情報をどの様に活用するかについてもチームでアイデアを出し合いました。そして、プロジェクトワークの最終日には、制作物に関する英語でのプレゼンテーションと競技会が実施されました。学生は慣れない英語のコミュニケーションに少し戸惑いながらも、皆で楽しみ交流を深めていました。
企業訪問では、海外展開している日系企業のSEIKO PRECISION社様とSodick社様を訪問し、海外ならではのモノづくりの楽しい点や、現地社員と課題を解決していくために工夫している点について丁寧に教えて頂きました。また現地でのTukTuk工場様を訪問し、さまざまなタイプのTukTukが工夫を凝らし、ハンドメイドで作られていることを知りました。そして、文化・自然探訪ではワットカオシーチャン、アユタヤ遺跡、バンパイン離宮、ダムナンサドゥアック水上マーケットなどを見学し、タイの歴史・文化的な背景についても学びました。
今回の研修でタイに暮らす人々との交流を通して、全員が語学・専門知識を駆使したコミュニケーションと異文化理解の重要性を学びました。次年度以降も、グローバルなマインドを磨くため、タイ派遣研修に沢山の学生が応募してくれることを願っています。
(記事作成 平井誠先生)