信州未来アプリコンテスト0出場・受賞
2018年12月8日(土)に、信州大学国際科学イノベーションセンターで行われた
信州未来アプリコンテスト0「ZERO」に68件の応募の中から書類選考を勝ち上がった
21組によるコンテストが開催されました。
このコンテストに、長岡高専から2チーム参加しました。
電子制御工学科3年ソドーくん、
電気電子システム工学科3年ノムハくんと電気電子システム工学科2年の星野大海くん
が出場しました。
1チーム目 「IoTネズミ捕り、 EE3ノムハ、EE2星野」
2チーム目 「AIメータ、EC3ソドー」
結果、電子制御工学科3年 ソドーくんが信越総合通信局長賞を受賞しました。
人工知能をもちいてアナログメータをよみとりスマホ等で
その値を作業者に伝える、AIとICT技術とを組み合わせた
作品でU29の優秀賞、 総務省信越総合通信局長賞を受賞しました。
両チームとも大変素晴らしかったのですが、AIを組み合わせた
作品が審査員に高評価でした。ソフト開発会社等の社会人も
出ているコンテストで大変すばらしい結果であったと思います。
https://shinshu-futureapp.net/
**審査員ブログより
U29-01
オドンチメド ソドタウィラン(長岡工業高等専門学校)
App:「AIメータ」
Member:オドンチメド ソドタウィラン
Mentor:-
※総務省信越総合通信局長賞受賞
まるでストーリーを語るようなプレゼンで会場の空気を一変させたのは、長岡高専のオドンチメド ソドタウィランさん。アナログメータを画像処理とAIで自動で読み取るアプリを開発しました。
「アナログメータを見るためだけに休日もわざわざ通勤する人がいる。とても非効率だが、デジタルメータに変えようとすると莫大なコストがかかる上、入れ替え工事の際に稼働を止めなければならないため影響が大きく、なかなか実現できない」
と語るオドンチメドさん。アナログメータを画像で読み取るというシンプルなアイデアは、導入コストも安く、他への転用も可能な素晴らしいものであり、審査員からも感心する声が多数聞かれました。
オドンチメドさんの出身地であるモンゴル国は、人口が新宿駅の1日の利用者とだいたい同じくらいとのこと。「母国は人口密度が低いので、AIの技術を上手に取り入れる必要がある」と、落ち着いた口調で話してくれたオドンチメドさん。日本の高専で磨いた技術力を駆使して、母国はもちろん日本や世界でも活躍することを期待しています。
U29-07
ま、うすうす気づいてました(長岡工業高等専門学校)
App:「IoTネズミ捕り」
Member:バヤルバト ノムンバヤスガラント、星野大海
Mentor:-
「人類の歴史は、ネズミとの闘いだ――」。名言のような言葉で始まったユニークなプレゼンを披露してくれたのは、長岡高専のま、うすうす気づいてましたのお2人です。開発したアプリは「IoTネズミ捕り」。
作品名のとおり、センサーを搭載したIoTバネ式ネズミ捕り装置で、ネズミが捕れたことを知らせることで仕掛けから回収までを効率化するものです。加えて、どの時期にどのような場所でネズミが活動しているのかといったデータも蓄積されるため、それを活用することでさらなる捕獲の効率化も可能となります。
従来のバネ式ネズミ捕りにIoTを掛け合わせるシンプルなアイデアは、従来の製品に技術を付加して価値を上げる良例として、審査員からも高評価を得ていました。
「近所にバネ式ネズミ捕りの工場もある」と話してくれた、ま、うすうす気づいてましたのみなさん。身近な人の得意な力を借りてプロジェクトを実現していくことは、非常に重要であり、また楽しい要素の1つです。是非楽しんで開発を進めてほしいと思います。チーム名の由来(ネズミの「マウス」と、チーム名の「ま、うすうす~」がかかっている)も楽しかったです。