国際会議EM-NANO2021 でBest Student Poster Awardを受賞

本校専攻科生・森菜々子さん〔電子機械システム工学専攻2年生〕が、有機無機電子材料とナノテクノロジーに関する国際シンポジウム
EM-NANO2021(The Eighth International Symposium on Organic and Inorganic Electronic Materials and Related Nanotechnologies)
でのポスター発表により「Best Student Poster Award」を受賞しました。受賞者5名中4名が大学からの発表の中で、唯一高専からの受賞となりました。
森さんは電気電子システム工学科・電子材料研究室に所属し、CZTS化合物薄膜太陽電池の高効率化に関する研究開発に本科5年生から一貫して取り組んできました。
なお本国際会議では、2015年のEM-NANO2015にて本校物質工学専攻1年生(当時)江部日南子さんが受賞しており、
今回の受賞はそれに引き続き国際会議の場において長岡高専専攻科生の研究活動が高く評価される結果となりました。今後も長岡高専専攻科生の研究活動と社会貢献が期待されます。
おめでとう!!!
 
国際会議 EM-NANO2021
(The Eighth International Symposium on Organic and Inorganic Electronic Materials and Related Nanotechnologies)
期間 2021年6/1(火)~6/3(木)
講演数:131件
受賞件名:Best Student Poster Award
受賞者 電子機械システム工学専攻 2年生 森菜々子
発表番号P1-14; Nanako Mori
発表タイトル"CZTS Solar Cell Fabrication by Robust Process using Annealing"
 
発表概略:CZTS化合物薄膜太陽電池において、下部電極への熱処理およびバッファ層形成後の
後熱処理の二つの熱処理工程(アニール)の適切な温度範囲を見出し、太陽電池特性の改善を実現した。
 
なお、本研究は国立高等専門学校機構が推進するGEAR5.0 "防災・減災(エネルギー)"で採択された事業
「K-§MARTが拓く超スマート社会の実現に向けた実装技術の開発」
の支援を受けて行われました。
本事業は、中核拠点の奈良高専を中心とし、協力校として苫小牧高専、米子高専、都城高専および長岡高専が参画した"K-Drive"と呼ばれる連携機関により推進されています。
長岡高専は将来の防災・減災を実現するためのスマート社会の分散型エネルギーデバイスや災害時インフラとしての太陽光発電による自立電源のための基幹技術開発を担当しております。