レゴで課題解決?!
今回はEE3の学生実験をのぞいてみました。
EE3年生の学生実験「組み込み制御技術の基礎」で発展課題として「LEGOのEV3を使って社会の問題に対して解決案のモデルを示してみよう」という内容で各班3,4人で3時間(+α)実験してもらい、
5分間のプレゼンをしてもらいました。毎年実施していますが、今年も各班、各省庁などの統計資料から背景を調べて課題設定して自分たちなりの解決策を発表してもらえてました。
クラス半分ずつでの実施でしたので19名5班の発表タイトルは、以下の通りでした。
1.白線軌道補正自動車
2.事故の少ない自動車
3.仕分けロボット
4.センサ付き白杖
5.プリウスミサイらない
(記事提供 EE田村先生)
レゴはマイコンを中心として、センサやモータなどをプログラムによって連携させることができる面白い教材です。
使う部品は同じでもプログラムの工夫次第でさまざまな機能を実装できます。
例えば、対象物までの距離を測るセンサ(超音波センサ)とモータを組み合わせることで、目の前の距離30cm以内にモノがあった場合に自動的にモータをストップさせる・・・・
そうです、最近の自動車で実装されている自動ブレーキの機能を簡単に実現できるのです。
実際の自動車に使われているセンサやエンジンとの連携は高い信頼性を実現するためにより高度な技術が使われていますが、
そういた人の役に立つ機能を、
・マイコン(プログラムを記憶し、その内容に従って電気信号を入力、演算、その結果を出力する)
・センサ(温度、湿度、距離などのさまざまな物理量をよみとってを電気信号に変換するモノ)
・アクチュエータ(モータやヒータ、LED等、電気で何らかの物理的な動作を行うモノ)
で実現するシステムを"組み込みシステム"と呼びます。
EE3の皆さんのアイディアで、ユニークなシステムができたようですね。