3年工場見学 フジ機工

3年生工場見学に行ってきました。

 

9月29日(月)8:40出発!

明日から後期始業式がはじまります。

その一日はやく、三年生は工場見学にいきました!

40人でぞろぞろ行くのは難しいので、2班にわけてバスを2台用意してもらって工場見学に出発です。

Aチームは長岡市内の企業を、Bチームは小千谷市内の企業をまわります。

長岡:  ユニオンツール、アルプスアルパイン、太陽工機

小千谷: フジ機工、ケーエスエス、ユキワ精工

に行ってきました!

矢野は、チームBの小千谷の企業さんを訪問してきました。

 

当日は、あいにくの雨! 長岡は洪水注意報がでていました。そして柏崎からの列車も遅延しています。。。

えーみんな大丈夫? ちゃんとこれるかな? と思って心配していましがが、8:40にはみんな到着しました。良かったー。

 

さて、さて

最初に訪問させていただいたのは、フジ機工さま。

ドライブが趣味の矢野としては、17号線からいつも見えていたのですが、中に入るのは初めてです。
 

斜面の立地に工場があるので、入り口にはいるとそこは既に2階。17号線からは見えない後ろ側に大きな工場が広がっています。

フジ機工様では、半導体の基板を製造する装置をつくっておられるメーカさまです。

iphoneの中に使われている基板も、フジ機工さんの装置を使って作られています。

また、近年はAIとかでNVIDIAのGPUとか、すごく売れているそうですがその基盤をつくるメーカがフジ機工さんの製品を購入して使っているそうです。

すごい、世界の最先端の製造業で使われているんですね。

会社の説明をしていただけたのは、長岡高専OBの藤巻さんと小林さん。小林さんは9年前に物質工学科をご卒業されました。きっと物質工学科の先生だとまだ記憶に新しいのではないでしょうか?

いまは、海外との取引を主に行う営業部におられるということです。このきっかけですが、高専時代に学生海外派遣研修に何度も参加したそうです。学生時代に海外でいろいろな体験ができる海外学生派遣研修には、ぜひさんたほうがいいよ!と熱く語ってくださいました。海外に何度も言った経験を買われ、いまでも海外との営業の窓口として活躍されているそうです。 

そして、御年50を超えている機械科出身の大先輩の藤野さん。設計部門におられるのでCADなどで図面を引く仕事をされているそうです。

少し時間があったので、学校でまなんだことで役に立ったことを聞いてみました。

矢「高専時代まなんだことで、役に立つことはありましたか?」

小「基本的な事は全てためになります、例えば単位換算とかがすぐ行えると仕事ができる奴だとおもわれますし、もっと複雑なことは、教科書や参考書を調べればいいので・・・」

小林さんはUターンで地元に戻ってこられたそうです。技術があれば、どこででも仕事ができるのでいいですね。

さて、次は実際に工場の中を見学です。部長の中村さんに案内していただきました。

50cm×50cmという大きな基板を製作するので、装置は細いけど長いです。細いと言っても3~4mありますが、長さは30m以上になっていたりします。

装置の外観から全部作成されるので、はじめは樹脂の板が巨大なレーザー加工機でプログラム通りに切り取られ、そこから6面を作っていきます。

中に入れる装置や、そのための配管を作り込んでいくのですが、樹脂と樹脂を熱溶接する技術や、パイプとパイプをTIG溶接しているさまはまさに職人。

社内の、棚やちょっとした治具も社内で製作されていました。プロのDIYを感じました。

個人的に、矢野は溶接をしているところが気になりました。

溶接って、簡単そうにみえてとても難しいんです。TIG溶接で8の字を描きながらウニウニと溶接棒を動かしながらパイプを溶接していました。出来上がりを見せていただきましたがすごくきれいでした。

これがプロの技か。。。。すごい。。!!

学生は説明中にフランジってなんですか?とか、説明の中で専門用語が使われるとちょくちょく質問していました。

とてもいいことです。授業中でもわからなかったらすぐ質問する。そういったのが知識を伸ばして理解を深めることにつながりますね!

最後の質問タイムでは、

学生「一台いくらぐらいで売れるんですか?」

小林さん「えーと、いっちゃっていいんですかね? 私がこの前海外で売ったのは3億円ぐらいです。オーダーメイドで作るので付加価値が高いんです」

学生一同「うわーー高い」

 

工場内の写真は紹介できませんが、最後にみなさんで写真撮影を行いました。

ありがとうございました。