DCON2020アイング賞受賞式が開催されました

電子機械システム工学科1年の桜井くんの率いるプレラボチーム「イルカ」が、全国高専ディープラーニングコンテストに企業賞「アイング株式会社」を獲得し、企業賞の授与が行われました。

アイング株式会社の皆様が長岡高専を訪問していただき、授賞式が行われました。

また、企業賞の選定にあたり「イルカ」を評価ポイントについていきさつを話してくださいました。

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DCON本選の詳細は下記リンク

https://channel.nikkei.co.jp/d/?p=dcon2020&s=2217

http://denden.nagaoka-ct.ac.jp/node/549

8月22日(土)に第1回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2020(DCON2020)本選が開催され,長岡高専から出場した2チームが4位と9位に入賞,うち1チームは企業賞を受賞しました。

○長岡高専プレラボチーム,作品名「イルカ (いるか?)」

  結果:9位入賞,企業賞受賞(アイング株式会社)
  メンバー:櫻井康貴(電子機械システム工学専攻1年)、酒井陽太(電子機械システム工学専攻1年)、中田亘(東京大学3年)、星野大海(電気電子システム工学科4年)、平田蓮(電子制御工学科4年)
  メンター:佐藤聡様(connectome.design株式会社 代表取締役社長)
  指導教員:矢野准教授(電気電子システム工学科)
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本選当日、チームリーダ櫻井君よりイルカについて発表すると、審査員であるベンチャーキャピタリストからは、厳しい質問が「1人、2人、、、、N人いるってのはわかるの?」しかし現在音だけでは、大人数を識別するのは技術的にも困難です。発表が終わり審査員の評価は・・・投資してもいいよと手をあがてくれたのは5人中一人だけ。。。。決勝通過チームの中では最下位の9位でした。
発表が終わってから、チーム全員「イルカ」のすばらしさが伝わらなかったとショックを受けました。指導教員の先生も、「イルカのすばらしさはアピールできたが、ユーザ側からの満足度やユーザにもたらす利益や価値など、使う人から見たときのアピールが弱かったのかもしれない。」とショックを隠し切れませんでした。
 
映像の向こうでは、どんどんと結果が発表され盛り上がり、反面イルカチームは盛り下がっていました。
 
そして、発表も終わり企業賞の発表になったとき、
「アイング株式会社よりアイング株式会社賞はプレラボチーム「イルカ」!!」と発表がありました。
 
企業賞をもらえるなんて思ってもみなかったので、喜びもひとしおでした。
遠隔で参加していた、中田くんとの再接続するのも忘れて記念撮影をしてしまいました(笑)。
 
「なんで?」「最下位の企業価値だったのに?」と疑問でいっぱいです。
 
そして、9月17日(水)についに長岡高専にてアイング株式会社様より企業賞の贈呈が行われました。ついに疑問が
解決します。
 
DCON当日は、アイング株式会社の会長をはじめ会社関係者10名ほどで、本選会場である日経ホールの観客席より日本およびモンゴルからの参加し本選へ勝ち抜いた11チームの発表を見ておられたとのことです。その中で、櫻井君が率いるプレラボチームの提案した「イルカ」は会社関係者全員の興味を引いたそうです。
 
「審査員はベンチャーキャピタルリストなので、市場規模等が判断基準となる。しかし、ビルのメンテナンスを行っているわが社では、「人がいるかいないか」それが問題となる。
今回のイルカは、大変新しい防犯へのアプローチでありアイング株式会社の業務とのマッチングも高い、当日会場にいた会長をはじめ、全員がアイング株式会社賞に値するのは
イルカということで一致した。」と、大変うれしいお言葉をいただきました。
 
校長先生からの感謝の挨拶そして、記念撮影、イルカのデモ、その後は昨年度の優勝チームのMeterAIのほうからの紹介や音響工学研究での研究紹介など盛りだくさんでした。
 
遠いところご足労いただき、ありがとうございました。
 
なお、企業賞ですが最新のAPPLEWATCHを全員分+αいただきました。ありがとうございました。大切に使わせていただきます。