長岡市雪しか祭りで人数カウントAI

長岡市雪しか祭りむけに、人数カウントAIを開発し人数カウントを行いました。

 

コロナ禍ですが、雪しか祭りは長岡の大切なお祭りです。

初日は夕方6:00から花火が上がり、翌日は朝から雪を使ったお祭りや、展示場内ではいろいろなお店が出店していました。

さて、展示会場内の人数が多すぎて密になってはいけないので、出入り口で人数をカウントし中にいるお客さんが何人いるのかを

リアルタイムで把握する必要があります。

長岡高専、電気電子システム工学科 音響工学研究室がお手伝いでします。

研究室名は音響工学研究室ですが、音を使った個人認証や、AIの社会実装など様々なことを行っている研究室です。研究室在籍数は20名を超え学内では最大の研究室となっております。

 

長岡市からの依頼に、AI技術でサポートします。

今回のリーダは専攻科2年生の木村君、人数カウントAIをJetsonNanoに開発実装しました。

また、カメラは遠隔で見たいところを制御することができるシステムとなっています。

来場されたからは、入り口と出口に人数カウントを行っている旨の紙が貼られた黒い大きな三脚が目に入ったでしょう。

PepoleNetを使って人を検出しIDを付け、それをTrakkerwo使って追従し、人数カウントのために設定されたラインを越えれば

人数をカウントします。長岡市のほうでは出口を入口を分けていましたが、開発したAIは、入り口方向に進めば入った人としてカウントされ

出口方向に進めば、出て行った人としてカウントされるので、本来であれば分ける必要は不要でした。

ただ、コロナ対応で検温など健康チェックを入り口で行う必要があるため、入り口出口は一方通行としました。

 

人の影に入ってしまった場合や、お子さんを抱いていた場合などは、人数としてうまくカウントできませんでしたが

実用上問題のないものができたのではないかと思っています。

他の市から来られた方が、ぜひ自分のところでも活用したいとオファーもいただきました。

当日は、午前だけでも2,3000人を超える人数が来場したので、カウントするだけでも大変な作業になると思いました。